🏡結論
業務用エアコンは一度故障すると店舗や医院の営業に大きな支障をきたします。定期点検や使い方の工夫で故障リスクを減らすことが、快適で安心な経営・暮らしにつながります。
👨🔧 突然の電話で始まった緊急対応
先日、弊社で施工させていただいた歯科医院様から「エアコンが動かない!」とのお電話をいただきました。お声を聴いた瞬間に、診療中の空調停止という重大な状況が頭に浮かびました。
- この時間はちょうど診療が続いているはず…
- エアコンが止まったら患者様も先生も大変!
- 設置から約9年、部品はまだ手に入りそう…
- 何とか今日中に動いてくれれば明日も診療できるはず
- ダイキンさんは24時間以内に対応してくれる…!
そんな思いで現場に急行しました。
🛠 原因は「加湿器の水分」
ダイキンさんの迅速な対応で調査を行ったところ、原因は冬場に使用していた「加湿器」でした。静電気などの影響で水分が基盤につき、カルキが粉状に固まり、真夏の高湿度でショートしてしまったようです。
緊急運転で一時的に稼働を確保し、その日の診療は無事続行。翌日の夜に部品交換と排水管清掃を行い、完全復旧となりました。本当にスピーディーな対応に感謝です。
↓うっすら綿のようについている粉が加湿器から出た「水道のカルキ」これが原因

💡 同じトラブルを防ぐために
今回のようなトラブルは「天井取り付け型の業務用エアコン」で特に起こりやすい症状です。以下の点にご注意ください。
- 加湿器はエアコンから少し離して使用する
- 7年に1度くらいは点検を受ける
- 排水管は空気環境が悪いとゼリー状に詰まるため、定期的にバキュームで清掃
業務用エアコンは店舗や医院の「生命線」。一度止まると営業そのものができなくなります。だからこそ 定期点検は必須 です。
🔎 定期点検の流れについて
実際に弊社やメーカーで行う点検内容の一例をご紹介します。
- フィルターや熱交換器の清掃
- 排水管(ドレン)のつまり確認
- 電気系統・基盤のチェック
- 冷媒ガスの漏れ確認
- 室外機の動作確認
これらを年1回行うだけで、エアコンの寿命がぐっと延び、突然の故障リスクを大幅に減らせます。
🏡 家づくりをお考えの方へ
エアコンの例からも分かるように、設備の耐久性や点検体制は暮らしの快適さを大きく左右します。住宅でも同じで、断熱や気密の性能を維持するためには、保証や点検がとても大切です。
👉 特に いすみ市、大多喜町、茂原市、勝浦市、御宿町で新築を検討される方は断熱材の結露保障チェックしてください。 せっかくの高性能住宅も、結露で劣化してしまっては本来の性能を発揮できません。
😌 まとめ
今回の歯科医院様も2日目には完全復旧し、無事に診療が続けられるようになりました。業務用エアコンは「壊れてから対応」では遅く、定期点検が安心への近道です。ご家庭のエアコンや住宅設備も同じ。快適で長く安心して暮らすために、業務用エアコンの故障や定期点検の重要性をしっかり理解し、点検をぜひ心がけてください。