金属サイディング貼っています
台風の合間を縫って外壁工事させていただいております。
ここのところ大人気の金属サイディング、フッ素塗装のについてまとめてみました。
完成パースも写真のようになりましたので現物と比較してみてください。
メリット
- 耐久性が高い
- 金属は耐久性が高く、腐食や虫害に強いです。ガルバリュウム鋼板は錆びにくく、長期間の使用に耐えます。
- メンテナンスが容易
- 金属サイディングは汚れがつきにくく、掃除が簡単です。また、定期的な塗装が必要な木製やコンクリート製のサイディングと比べて、メンテナンスの手間が少ない点も大きなメリットです。
- 防火性が高い
- 金属は燃えにくい素材であり、防火性能が高いです。特に防火地域や、火災リスクを抑えたい場所では適しています。
- 軽量
- 金属サイディングは比較的軽量で、建物にかかる負担が少ないため、施工も容易です。軽量化により地震などの外的影響にも強くなります。
- デザインの多様性
- 金属サイディングは、豊富なデザインやカラー展開があり、モダンな外観や伝統的なスタイルなど多様な建築ニーズに対応します。特に、スタイリッシュな住宅デザインを求める人々に人気です。
- 高気密・高断熱性能との相性が良い
- 高気密・高断熱の施工技術を併用することで、金属サイディングのデメリットが緩和され、快適な住環境を実現できます。例えば、外気の影響を最小限に抑え、温度変化や結露のリスクを軽減できます。
デメリット(高断熱・高気密で緩和できる点も含む)
- 熱伝導率が高い
- 金属は熱を通しやすく、単体では断熱性が低いです。しかし、高気密・高断熱の技術を組み合わせることで、外気温の影響を抑え、室内の温度を快適に保つことができます。断熱材の追加や設計の工夫で、このデメリットはほぼ解消できます。
- 音が響きやすい
- 金属は音を反響しやすく、雨音や風音が大きく感じられることがあります。ただし、高気密住宅では、遮音性が強化されているため、外部の音が入りにくくなるため、この問題も軽減できます。
- 錆びる可能性
- 金属サイディングは、特に傷がついた場合に錆びるリスクがあります。特にスチール製のサイディングでは錆びに対する注意が必要ですが、耐食性を高めた製品(ガルバリュウム鋼板やフッ素塗装など)も多く販売されており、適切なメンテナンスや地域に応じた材料選びでこのリスクを管理できます。
- 加工が難しい場合がある
- 金属は特殊な形状やデザインに加工することが難しい場合があります。最近の省エネ高耐震の建物などはスクエアなデザインが多くので問題にはなりにくい。特に複雑なデザインや曲線的な外観を求める場合には、追加のコストや技術的な対応などが必要です。
【まとめ】
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金属サイディングは、耐久性や防火性に優れ、メンテナンスが少なく済む一方で、断熱性や遮音性に課題がありました。しかし、現代の高気密・高断熱技術を取り入れることで、これらのデメリットが大幅に改善され、快適な住環境を実現できるようになっています。長期的なコストやデザインの自由度、施工の簡便さなどを考慮すると、非常に優れた工法だと思います。
- 金属は特殊な形状やデザインに加工することが難しい場合があります。最近の省エネ高耐震の建物などはスクエアなデザインが多くので問題にはなりにくい。特に複雑なデザインや曲線的な外観を求める場合には、追加のコストや技術的な対応などが必要です。