前回のブログでは、車庫コンクリート工事の砕石転圧や型枠、メッシュ筋の設置といった「打設前の下準備」についてご紹介、今回はその続きとして「生コンクリートの打設工事」の様子をお伝えします。
見た目には完成した後のきれいなコンクリートしか見えませんが、実は打設工事は一発勝負の大仕事

■ 打設工事は「天気」との勝負!
コンクリート打設は、雨の日には施工できません。
なぜなら、生コンクリートは水分とセメントが反応して固まっていくため、雨が降ると配合が狂ってコンクリートが流れてしまう恐れがあるからです。
そのため、事前に生コンを予約する段階で、天気予報を入念にチェック、万が一に備えてスケジュールを調整。
今朝になんと!雨が降ってきました、Yahoo!天気、ウエザーニュースと雨雲レーダーとにらめっこ
30分後には上がる予想なので一気に施工開始の合図で作業開始!
■ 均一な厚みを出すための「厚さの目印」
当日は、朝イチでポンプ車を使って生コンを打設します。
コンクリートの厚みが場所によって変わらないように、事前に目印(レベル)を設置して、全体の高さをきちんと揃えるのがポイントです。

■ 左官職人による“仕上げ”が重要!
コンクリートは、中心部から少しずつ固まり始めます。
表面に浮いてきた水の引き具合や、硬化のタイミングを見ながら、熟練の左官職人が金ゴテ(かなごて)で表面を仕上げていきます。
今回の打設・左官工事も、協力会社の「布留川」さんに施工していただきました。

■ 翌日からは安心の状態に
コンクリートがしっかりと硬化すれば、翌日以降に雨が降っても問題ありませんが
急激に乾燥しないようにしてヒビ割れが少ない美しいコンクリート面が完成します。
■ 見えない部分にこそ、こだわりを
コンクリート打設工事は一発仕上げ。
だからこそ、天候・段取り・職人技のすべてがかみ合って、初めて美しく丈夫な仕上がりになります。
国松工務店では、表面に見えない部分にも「丁寧さ」と「こだわり」を詰め込んで施工しています。
そして、信頼できる協力会社さんとチームで取り組むことで、より安心・確実な施工が可能になっています。