こんにちは、くにまちゅブログいつもご覧いただきありがとうございます。
今回は、山あいの自然に囲まれた別荘でのリフォーム工事をご紹介します。本日梅雨時ですが最高気温30度の超暑い中涼しげな山林でお仕事させていただいております(笑)
今回、お施主様からご相談いただいたのは「床下の湿気」について。築年数は不明ですが、構造は木造の平屋建て。梅雨や秋の長雨の時期になると、床下の湿度がぐっと上がり、土台の腐食とカビ、シロアリなどが心配とのことでご連絡いただきました。

湿気対策は「見えないけれど大切な工事」
まず行ったのは床下の防湿対策。床下全体に防湿シートを敷き込み、土から上がってくる湿気をしっかりブロック。さらに、床下の空気の流れを改善するためにお施主様は換気扇の設置も行っていました。
更に「蚊取り線香のもと」シロバナムシヨケ菊から出来た天然成分の「天然ピレトリンMC」でシロアリの消毒を念入りにして防湿シートを貼り付け、こういった目に見えにくい工事こそ、実は住まいの寿命を大きく左右する大切な部分です。
和室を「カフェ板」に張替えました!
湿気の影響を受けていた和室の床材(畳)も、これを機にリフォーム。取り替えたのは、30mm厚の無垢杉のカフェ板です。
節ありで無塗装の自然な風合い。和室だった空間が、まるで北欧風カフェのようにやさしく、あたたかい印象に仕上がりました。

カフェ板の特徴【メリット5選】
ここで、今回使用した「カフェ板」の魅力をご紹介します。
① 素足に気持ちいい柔らかさ
杉材特有のやわらかさで、ふんわりとした踏み心地。お施主様も「素足で歩くのが気持ちいい」と喜んでいらっしゃいました。
② 冬でもあたたかく感じる
断熱性の高い杉は、足元からくる冷えを和らげてくれます。寝室や子ども部屋にもぴったりです。
③ デザイン性が高い
節ありの無垢板は、空間に自然の表情を与えてくれます。洋風・和風問わず、どんな空間にもなじみやすい。
④ 加工しやすい
柔らかくて軽い杉材は大工さんにとっても扱いやすく、仕上がりもきれい。
⑤ お手頃価格でコスパ良し
無垢材の中でも比較的リーズナブル。自然素材に憧れはあるけど、コストが心配…という方にもおすすめです。
気をつけたいポイント【デメリット5選】
もちろん、無垢の杉材には注意点もあります。でも、それを理解しておくことで、長く楽しく付き合えます。
① キズが付きやすい
柔らかい分、家具の脚や落下物でへこみやキズが入りやすい。でも、それも「味」として楽しめるのが無垢材のいいところ。
② スキマが出ることも
季節によって湿気を吸ったり吐いたりするので、板の間にスキマが出ることも。自然素材ならではの呼吸です。
③ 色味が変わる
時間が経つと少しずつ色が濃くなります。これを「劣化」ではなく「経年美化」と感じられる方にはぴったり。
④ 水に弱い
長時間の水濡れはNG。濡れたらすぐに拭き取る習慣を。
⑤ 床暖房には不向き
杉は断熱性が高いため、床暖房には向いていません。素足のぬくもりを活かした使い方がおすすめです。
自然素材だからこそ「変化を楽しむ暮らし」を
今回のリフォームでは、見えない部分の「床下対策」と、見える部分の「カフェ板張り」がバランスよく仕上がりました。
無垢材は、時間とともに表情が変わります。スキマやキズさえも、住まう人の歴史として積み重なっていくのです。
「床下が気になる」「和室の雰囲気を変えたい」「素足で気持ちよく過ごしたい」そんな方は、ぜひカフェ板を選択肢のひとつにしてみてください。
国松工務店では、家の中も外も、見えないところまで安心な施工を心がけています。
「こんなこと、相談していいのかな?」ということでも、ぜひお気軽にお問い合わせください。

💡まとめ:カフェ板のある暮らしは、心地よさが長持ちする
- 湿気対策+床材リフォームで住まいの寿命がアップ
- 和室が、北欧テイストのくつろぎ空間に変身
- 無垢の杉材は、肌触りも空間も、やさしくてあたたかい
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