収納と通路を両立させたウォークスルークローゼットを取り入れてみたいと考える人は多いでしょう。
今回は寝室にウォークスルークローゼットを取り入れようとする方に、そのメリットとデメリットについて説明します。
大きなメリットは、インテリア性が高いことです。
ウォークスルークローゼットは、「見せる収納」であるからです。
また、回遊性が向上することも同じくらい大きなメリットです。
収納スペースと通路を兼ねた作りになっているので、効率的に動線を確保することができ、無駄な往復をすることもなくなるはずです。
また、扉を設置せず出入り口2ヶ所から通り抜けられるため、自然光や風を取り込みやすく、衣類や小物を湿気から守ってくれます。
しかし、ウォークスルークローゼットはメリットばかりではありません。
ウォークスルークローゼットはあくまで収納と通路の二刀流なので、同じ面積のウォークインクローゼットに比べると、収納量が減ってしまうのは否めません。
また、ウォークスルークローゼットは配置が難しく、逆に不便で邪魔なものになってしまいかねません。
生活スタイルや家事の動線をしっかりと考慮しましょう。
まず「何を収納するのか」を決めておきましょう。
何を収納するのかしっかりと決まっていないと、スペースが余ったり逆に足りなくなったりという事態になってしまいます。
詰め込むのではなく、余裕を持った作りになっているのが理想的であると言えます。
また、空気の流れをチェックすることもとても重要です。
部屋に湿気がこもっているとカビが発生します。
カビが繁殖することで生地の色落ちが起きることもあるので、適切に換気をしなければなりません。
クローゼットに窓をつけておけば、こまめに換気ができるためとても便利です。
加えて、ハンガーの数を決めておくことも重要なポイントです。
大量の洋服をパイプハンガーに吊るしてしまうと、「ぎちぎち」のウォークスルークローゼットになってしまい、取り出しにくくなってしまいます。
ハンガーの数を事前に決めておけば、パイプハンガーに隙間が生まれて、使い勝手も向上することになります。
ウォークスルークローゼットはインテリア性が高く効率的な収納を行えます。
しかし、事前に「何を」「どれくらい」収納するか決めていないと、かえって使い勝手の悪いものになってしまうため気をつけましょう。
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