• 住宅コラム

平屋は採光が難しい?平屋における採光のコツも併せてご紹介します!

平屋は採光が難しい?平屋における採光のコツも併せてご紹介します!

 

平屋は、上下移動がないため、将来的にも安心して暮らせるという魅力があることから、近年では需要が高まっています。

しかし、平屋は床面積が広い分、家の中央部分までは採光が得られないというデメリットも存在します。
今回は、そもそも平屋とはどのような家なのか、及び平屋における採光のコツについてご紹介します。

そもそも平屋とはどのような家なの?

 

□そもそも平屋とはどのような家なの?

平屋とは、階層が1階層のみで構成されている建物のことです。
そのため、2階建ての家のように、階段がなく、上下移動する必要がありません。

 

近年需要の高まっている平屋ですが、その他にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
そこでまずは、平屋の主なメリットについて解説します。

1つ目は、家の中で怪我をするリスクを回避しやすいことです。
平屋は階段がないため、家の中でうっかりつまずいて怪我をするというリスクを回避しやすいのです。

2つ目は、重心が低いため耐震性に優れていることです。
建物の耐震性は「重心の高さ」と「家の重さ」によって左右されると言われています。
平屋は、2階建ての建物に比べて重心が低く、家そのものが軽いため、耐震性に優れているのが特徴です。

3つ目は、将来的にも問題なく快適な暮らしを送れることです。
平屋は、段差がなく全てのお部屋がワンフロアに収束されているため、バリアフリーな家を実現できます。
そのため、将来的に車椅子を利用することになったとしても、安心して快適に暮らせるでしょう。

このように、平屋は2階建ての家に比べて、住む人の身体的な負担の軽減につながるようなメリットが多いため、幅広い年齢層の方々の間で注目を集めているのです。

 

□実は平屋は採光が難しい

上述したように、多くのメリットがある平屋ですが、一方でデメリットも存在します。
それは、平屋は採光が意外に難しいということです。

具体的には、平屋は縦に短く横に長い建物であるため、特に家の中心に位置するお部屋は外と接する面がなく、日当たりが悪くなってしまう傾向にあります。

また、家の周辺に比較的高さのある建物や樹木がある場合は、日光を遮られてしまう可能性が高くなるため、お部屋の中が暗くなってしまいます。

 

□平屋における採光のコツについて

平屋の採光が難しいということに対して考えられる打開策としては、以下のような2つの方法があります。

・家の中心部に中庭を設ける
・窓の位置を工夫する

以下にて、順番に解説していきます。

 

家の中心部に中庭を設け、全てのお部屋を中庭に面するように配置することで、家全体に日光が差し込むようになり、より明るい空間を作れます。

また、中庭を設けることは、日光を取り込みやすくするだけでなく、以下のようなメリットも考えられます。

1つ目は、風通しが良くなることです。
リビングやダイニングにある窓だけでなく、中庭の窓も開閉することで、効率よく家中の空気の循環を行えます。

2つ目は、外空間とのつながりを持てることです。
中庭を設けることで、家の中に居ながら外の自然空間とのつながりを持てるため、よりリラックスして過ごせるでしょう。

 

平屋は、上階がない分、2階建ての住宅に比べて屋根や天井の設計の自由度が高いという特徴があります。
そのため、窓の形状や位置に関しても、幅広い可能性を探れます。
その例として挙げられるのは、天窓や高窓です。

天窓とは、建物の屋根部分に設置する窓のことです。
そのため、天窓は頭上から日光が差し込み、晴れている日であれば日中のほとんどの時間は一定の採光が得られることが特徴です。

一方で、高窓とは、壁の高い位置に設置する窓のことです。
そのため、高窓は採光や通風を確保できるだけでなく、通行人の視線が気にならないこともメリットの一つであると言えます。

そこで、以下にて高窓のおすすめの設置場所についてご紹介します。

1箇所目は、リビングやダイニングです。
リビングやダイニングは、特に家族全員が集まることが多い場所です。
そのため、壁の横幅に合わせて大きめの高窓を設置すると、効果的に採光を得られるでしょう。

2箇所目は、キッチンです。
キッチンに高窓を設置することで、日中は電気を付けずとも手元を照らしてくれる十分な明るさを確保できます。
また、異なる場所に2つの開閉タイプの高窓を設置することで、キッチンの中に立ちこもった匂いや煙の換気にも役立ちます。

3箇所目は、寝室です。
寝室に高窓を設置することで、朝に柔らかな日光が差し込む空間を実現できます。
もし、夜に街灯や月灯りが気になる場合は、カーテンやブラインドを活用して都度調節すると良いでしょう。

4箇所目は、洗面所やバスルームです。
洗面所やバスルームには、壁の上部にコンパクトな高窓を設置するのがおすすめです。
これにより、開放感を得られながら、プライバシーも守れます。

平屋における採光のコツについて

 

□まとめ

このように、平屋は採光を得ることが難しいものの、注文住宅を建てる際に設計を工夫することで、十分に採光を確保できるということが分かりました。
当社では、お客様の理想の家づくりを実現するべく、日々技術を磨き続けています。
いすみ市・茂原市・ 御宿町周辺で注文住宅を建てる際は、ぜひ当社にご相談ください。

最新記事

Blogs

お問い合わせ

Contact Us

お気軽にお問い合わせください。