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SW工法メリット|地震に強い家づくりを実現するスーパーウォール工法とは?

SW工法メリット|地震に強い家づくりを実現するスーパーウォール工法とは?

 

「地震に強い家づくりを実現したいけど、快適な住環境も諦めたくない。」と考える方も多いのではないでしょうか。
地震の多い日本で暮らすうえで、地震対策は欠かせないですよね。

そこで今回は、SW工法のメリットと、地震に強い家づくりを実現するスーパーウォール工法について解説します。

□SW工法とは?

SW工法は、リクシルが開発した住宅規格で、従来の木造軸組工法に耐震性能と断熱性能をプラスした工法です。

1:従来の木造軸組工法とは大きく異なる構造

スーパーウォール工法は、従来の木造軸組工法とは大きく異なる構造を採用しています。
木造軸組工法では、柱と梁を組み合わせて骨組みを作り、その間に筋交いを入れ、壁面を支える構造になっています。
一方、スーパーウォール工法は、壁全体を「面」で支えるモノコック構造を採用しています。
スーパーウォール工法では、高性能なパネルを壁面に貼り付け、建物を一体構造にすることで、地震の力を分散させて、建物の揺れを抑える効果があります。

2: 高気密・高断熱・高耐震を同時に実現できる

スーパーウォール工法は、高気密・高断熱・高耐震を同時に実現できるのも大きな特徴です。
スーパーウォール工法では、高性能な断熱材を壁パネルに一体化することで、高い断熱性能を実現しています。
また、気密性の高いパネルとサッシを採用することで、室内の温度を安定させ、冷暖房効率を向上させる効果があります。
さらに、構造用パーティクルボードを採用した壁パネルは、高い耐震性能も確保しています。

3:スーパーウォール工法の仕組み

スーパーウォール工法は、次のような仕組みで高気密・高断熱・高耐震を実現しています。

・高性能SWパネル:構造用パーティクルボードに硬質ウレタンフォームを一体化することで、高い断熱性能と耐震性能を実現しています。

・計画換気システム:エコエア90などの熱交換型換気システムを採用することで、室内の空気を効率的に換気しながら、室温を安定させ、エネルギーロスを抑制しています。

・高断熱サッシ:耐久性と断熱性を兼ね備えたハイブリッド構造のサッシを採用することで、室内の温度を安定させ、冷暖房効率を向上させています。

 

□スーパーウォール工法のメリット

スーパーウォール工法には、次のようなメリットがあります。

1: 耐震性能が高い
スーパーウォール工法は、壁全体で地震の力を分散させるモノコック構造を採用しているため、従来の木造軸組工法に比べて高い耐震性能を誇ります。
地震に対して強いだけでなく、建物の変形を抑えることで、地震による損傷を最小限に抑える効果もあります。

2: 断熱性能が高い
スーパーウォール工法は、高性能な断熱材を壁パネルに一体化することで、高い断熱性能を実現しています。
室内の温度を安定させることで、冷暖房効率を向上させ、エネルギー消費量を削減できます。
夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる快適な住空間を実現できます。

3: 遮音性能が高い
スーパーウォール工法は、気密性の高いパネルとサッシを採用することで、高い遮音性能を実現しています。
外の騒音を遮断することで、静かで快適な住空間を実現できます。

4: 施工品質が高い
スーパーウォール工法は、工場でパネルを生産し、現場で組み立てる工法を採用しているため、施工品質が安定しています。
また、熟練の職人が施工を行うため、高品質な住宅を建設することができます。

5: ライフサイクルコストが低い
スーパーウォール工法は、高い断熱性能と気密性能により、冷暖房効率が向上し、エネルギー消費量を削減できます。
また、耐震性能が高いことで、地震による損傷を最小限に抑えることができます。
これらのことから、スーパーウォール工法は、ライフサイクルコストを低く抑えることができる工法と言えるでしょう。

 

□まとめ

スーパーウォール工法は、地震に強く、快適な住空間を実現できる優れた工法です。
高気密・高断熱・高耐震の性能を同時に実現することで、安全で快適な住環境を実現できます。
地震に強いだけでなく、省エネ効果も期待できるため、ライフサイクルコストを低く抑えることができます。
これから家を建てることを検討されている方は、スーパーウォール工法も検討してみてはいかがでしょうか。

 

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