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地震で倒れなかった家はどんな家?熊本地震のデータから学ぶポイント

地震で倒れなかった家はどんな家?熊本地震のデータから学ぶポイント

地震はいつ起こるか分かりません。
だからこそ、地震に強い家を建てたい、または住んでいる家を地震に強くしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、具体的にどんな対策をすればいいのか、悩んでいる人もいるはずです。
そこで、この記事では地震に強い家の特徴について解説していきます。

□地震で倒れなかった家の特徴

熊本地震は、多くの住宅に被害をもたらしました。
しかし、その中でも倒壊を免れた家もありました。
熊本地震のデータから、地震で倒れなかった家の特徴を3つに絞って考えてみましょう。

 

1:新耐震基準で建てた家

熊本地震で倒壊した家の多くは、旧耐震基準で建てられたものでした。
一方で、新耐震基準で建てられた家は、倒壊率が低かったのです。
新耐震基準では、耐力壁の量が旧耐震基準に比べて1.4倍に増えています。
つまり、地震の力をより多く受け止められるようになっているということです。

 

2:耐震等級3を取得していた

耐震等級は、地震に対する家の強さを表す指標です。
耐震等級3は、最も高い等級で、震度6強~7クラスの地震にも耐えられる強度を備えています。
熊本地震のデータでは、耐震等級3を取得した家は、倒壊率が低かったことが分かっています。

 

3:正しい施工が行われていた

地震に強い家は、設計だけでなく、施工も非常に大切です。
設計図通りにきちんと施工されていれば、地震の力を効率的に分散させることができます。
しかし、施工が不十分な場合は、設計通りの強度を発揮できず、地震に弱くなってしまいます。

□地震に強い家を実現する7つのポイント

熊本地震のデータ分析から、地震に強い家を実現するための7つのポイントが見えてきました。
これらのポイントを参考に、地震に強い家づくりを目指しましょう。

 

1:建て替えや耐震リフォーム・耐震診断を行う

熊本地震で被害を受けた住宅の多くは、昭和56年以前の旧耐震基準で建てられた住宅でした。
現在、旧耐震基準以前の住宅に住んでいる方は、建て替えや耐震リフォームを検討する必要があるでしょう。
耐震リフォームを行う際は、まず耐震診断を行い、家の現状を把握することが重要です。
耐震診断の結果に基づいて、適切なリフォームを行うことで、地震に強い家を実現できます。

 

2:耐震等級3を取得する

耐震等級3は、地震に強い家の証です。
耐震等級3を取得することで、地震に対する安心感が高まります。
耐震等級を取得するには、費用がかかりますが、地震に強い家を建てるための投資と考えて、検討してみましょう。

 

3:強固な地盤の土地を選択する

地盤が弱いと、地震の際に家が大きく揺れてしまい、倒壊のリスクが高まります。
そのため、家を建てる際には、地盤調査を行い、強固な地盤の土地を選ぶことが重要です。

 

4:隣家との距離を確保する

隣家との距離が狭いと、地震の際に家が倒壊しやすくなります。
隣家との距離を確保することで、倒壊のリスクを低減できます。

 

5:建築基準法を遵守する

建築基準法は、安全な住宅を建てるための最低限の基準です。
建築基準法を遵守することで、地震に強い家を建てることができます。

 

6:防火対策を行う

地震の際に火災が発生するリスクもあります。
そのため、防火対策をしておくことが重要です。
防火対策としては、防火戸や防火シャッターの設置、消火器の設置などがあります。

 

7:シロアリ対策を行う

シロアリは、木材を食い荒らす害虫です。
シロアリに木材を食い荒らされてしまうと、家の強度が弱くなり、地震に弱くなってしまいます。
そのため、シロアリ対策をしておくことが重要です。

□まとめ

地震に強い家は、一朝一夕にできるものではありません。
しかし、今回の記事で紹介したポイントを参考に、しっかりと対策を講じることで、地震に強い家を建てることができます。
地震に対する不安を少しでも解消し、安心して暮らせる住まいを実現しましょう。

当社はいすみ市・茂原市・ 御宿町周辺で家づくりを手掛けております。
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