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リビング階段の「後悔」をなくす!失敗しないための対策と間取りのポイント

リビング階段の「後悔」をなくす!失敗しないための対策と間取りのポイント

リビング階段は、開放的な空間を生み出し、家族のコミュニケーションを促進する魅力的な間取り要素です。
しかし、一方で冷気や音、匂い、プライバシーなど、日常生活で後悔する可能性のあるデメリットも存在します。
この記事では、リビング階段を採用した際に起こりうる後悔ポイントを具体的に解説し、それらを解消するための9つの対策を紹介します。
後悔のない家づくりを実現するために、ぜひ参考にしてください。

 

□リビング階段の「後悔」を避けるために知っておきたいこと

リビング階段は、空間の広がりを感じやすく、家族のコミュニケーションを促進する効果が期待できます。
しかし、光熱費や音の問題、プライバシーの確保など、日常生活で「後悔」を感じる場面も少なくありません。
ここでは、リビング階段で後悔しやすい5つの瞬間について詳しく解説します。

 

1:冷気

冬場、リビング階段から冷たい空気が流れ込み、暖房効率が悪くなることがあります。
特に、吹き抜けになっている場合は必ず断熱性能を高めましょう、冷気が流れ込みやすく、暖房費が嵩む可能性も。
断熱性能の低いお家ではリビングや寝室が寒くて暖房を強くしても、階段部分に熱が逃げてしまい、なかなか暖まらないというケースも考えられます。

 

2:音

リビングやキッチンの音が、階段を通じて個室に響き渡ることがあります。
家族の会話やテレビの音、楽器の音など、日常生活の音だけでなく、夜中の足音も聞こえやすくなってしまうことも。
集中したい時や睡眠中に音が気になる場合、ストレスに感じてしまう可能性があります。

 

3:匂い

キッチンからの調理中の匂いが、階段を通じて個室にまで漂ってしまうことがあります。
特に、揚げ物や魚料理など、香りが強い料理を作った際は、匂いが部屋中に充満してしまい、食事以外の時間帯でも匂いが気になる場合があります。

 

4:プライバシー

リビング階段は、家族の生活空間が丸見えになるため、来客時にプライバシーが確保しづらい場合があります。
特に、玄関からリビングまでの距離が短い場合は、来客がリビングの様子を伺いやすい状況となり、落ち着いて過ごせない可能性があります。

 

5:光熱費

リビング階段は、吹き抜けになっていることが多いですが、吹き抜け部分の断熱性が低いと、冷暖房効率が悪くなり、光熱費が高くなる可能性があります。
特に、夏は冷房の効きが悪く、冬は暖房が効きにくいため、電気代やガス代が上昇する可能性がありますのでしっかりとした断熱性能を計画しましょう。

□リビング階段の後悔を防ぐ9つの方法

リビング階段を採用する際に、後悔を防ぐためにできる対策はたくさんあります。
それぞれの対策を検討することで、快適で理想的なリビング空間を実現できるでしょう。

 

1:窓・断熱材の断熱仕様を上げる

リビング階段は、吹き抜けになっていることが多いので、外気の影響を受けやすい構造です。
そのため、窓や断熱材の断熱性能を高くすることで、冷暖房効率を高め、光熱費を抑えられます。
断熱性能が高い窓や断熱材は、初期費用は高くなりますが、長期的に見ると光熱費の節約につながります。

 

2:階段部分を建具やロールスクリーンで仕切る

階段部分を建具やロールスクリーンで仕切ることで、冷気や音、匂いの侵入を防ぐことができます。
建具は、デザインや素材によってさまざまな種類があるので、リビングの雰囲気に合わせて選ぶことができます。
ロールスクリーンは、手軽に設置できるのが魅力です。
また、階段部分を仕切ることで、プライバシーも確保できます。

 

3:部屋の広さに合わせた空調機器を導入する

リビング階段は、吹き抜けになっていることが多いので、通常の部屋よりも空調が大きい空調が必要です。
建物の断熱性がとても重要です、性能が高いと少ない容量の空調機器でも快適に過ごせます。
断熱性能と気密性能に合わせて、適切な能力のエアコンやファンヒーターを選んでください。
季節に応じて、1F、2Fの空調機器を組み合わせることも検討しましょう。

 

4:全館空調を利用して家中の温度差をなくす

全館空調は、家全体を一定温度に保つことができるシステムです。
リビング階段の冷暖房効率を向上させるだけでなく、家全体の温度差をなくすことで、快適な住空間を実現できます。
ただし、全館空調は初期費用が高いので、予算と相談しながら検討しましょう。

 

5:個室の前に緩衝帯となる部屋を設ける

リビング階段と個室の間に、書斎や子供部屋などの緩衝帯となる部屋を設けることで、音や匂いを遮断することができます。
緩衝帯となる部屋は、リビングの音や匂いが個室に伝わるのを防ぐだけでなく、家族のプライバシーも守ります。

 

6:キッチンを個室にする

キッチンを個室にすることで、調理中の匂いがリビングや個室に広がるのを防ぐことができます。
キッチンを個室にする場合は、換気扇の性能にも注意が必要です。
換気扇の性能が低いと、匂いがこもりやすくなるので、十分な換気能力を持つ換気扇を選んでください。

 

7:来客用の動線を確保する

リビング階段を採用する場合は、来客用の動線を確保することが重要です。
玄関からリビングまでの距離が短い場合、来客がリビングの様子を伺いやすいので、プライバシーが確保しづらい場合があります。
玄関からリビングまでの動線を長くしたり、来客用のスペースを設けることで、プライバシーを確保することができます。

 

8:実生活を想像して間取りを決めていく

リビング階段を採用する際は、実際に生活することを想像して間取りを決めることが大切です。
家族構成や生活スタイル、趣味などを考慮し、リビング階段を採用した場合のメリットとデメリットを比較検討しましょう。

 

9:モデルハウス・見学会に参加してリビング階段を体感

実際にリビング階段を採用したモデルハウスや見学会に参加することで、リビング階段のメリットとデメリットを体感することができます。
実際に住んでいる人の話を聞くことで、間取りのアイデアや生活上の注意点を知ることができます。

□まとめ

この記事では、リビング階段を採用する際に起こりうる後悔ポイントとその対策について解説しました。
リビング階段は、開放感や家族のコミュニケーションを促進するメリットがある一方で、冷気や音、匂い、プライバシーなど、日常生活で後悔する可能性のあるデメリットも存在します。
後悔のない家づくりを実現するためには、これらのポイントを事前に理解し、適切な対策を講じることが重要です。
この記事を参考に、理想的なリビング空間を実現してください。

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