マイホーム建設、夢が膨らみますね。
でも、細かい部分まで行き届いた計画を立てるのは、想像以上に大変です。
特に照明計画は、後から変更が難しく、後悔するケースも多いと聞きます。
せっかくの理想の空間も、照明選びを間違えると台無し…なんてことにもなりかねません。
後悔しない照明計画の立て方
計画を始める前に考えること
まず、どのような暮らし方をしたいのか、具体的にイメージしてみましょう。
家族構成やライフスタイル、日々の過ごし方を考え、各部屋でどんなシーンを想定するのかを明確にします。
例えば、リビングでは家族団らんの時間や読書の時間、寝室ではリラックスした就寝前の時間などを想定します。
それぞれのシーンに合った明るさや色味、照明器具を検討することで、より快適な空間を実現できます。
予算配分と優先順位の決め方
照明計画にかかる費用は、家の規模や照明器具の種類によって大きく異なります。
シーリングライトは1万円〜3万円、ダウンライトは1,000円〜1万円、間接照明は5,000円〜2万円と幅があり、高級な照明器具を選べば100万円以上かかる場合もあります。
全体の予算を把握し、どの部屋にどのくらいの予算を割り当てるか、優先順位を決めておきましょう。
例えば、リビングやダイニングは家族が集まる大切な空間なので、予算を多めに割り当てる、といった方法があります。
照明器具の種類と選び方
照明器具には様々な種類があります。
シーリングライトは部屋全体を明るく照らし、リビングやダイニングに最適です。
ダウンライトは天井に埋め込むタイプで、すっきりとした印象を与えます。
ペンダントライトはダイニングテーブルの上などに設置し、手元を明るく照らすと共にインテリアとしても魅力的です。
間接照明は壁や天井に反射させて柔らかな光を演出します。
それぞれの特性を理解し、部屋の用途や雰囲気に合わせて最適な照明器具を選びましょう。
調光・調色機能付きの照明器具を選べば、シーンに合わせて明るさや色味を調整できます。
各部屋の照明計画ポイント
各部屋の用途に合わせた照明計画が重要です。
リビングでは、シーリングライトとダウンライトを組み合わせたり、間接照明で雰囲気を演出したりするなど、複数の照明器具を組み合わせて使うことがおすすめです。
ダイニングでは、ペンダントライトで料理を美味しく見せる演出をしたり、ライティングレールを設置して柔軟な配置変更を可能にしたりするのも良いでしょう。
寝室では、光源が目に入らないように配置を工夫し、調光機能付きの照明でリラックスできる空間を作りましょう。
玄関は、明るく安全で、かつ家の第一印象を左右する重要な場所なので、華やかで上品な雰囲気を演出する照明を選びましょう。
その他、キッチンでは作業効率を上げるため、手元を明るく照らす照明を選びましょう。
予算と暮らし方に合わせた照明計画
リビングダイニングの照明計画
リビングダイニングは家族が集まる空間であり、多様なシーンに対応できる照明計画が必要です。
メイン照明としてシーリングライトを設置し、さらにダウンライトや間接照明を組み合わせることで、明るさと雰囲気の両立が可能です。
ソファでの読書や、食事時のテーブル上など、シーンに合わせて明るさを調整できる調光機能付きの照明がおすすめです。
また、ダイニングテーブルの位置に合わせてペンダントライトを設置するのも良いでしょう。
寝室の照明計画
寝室はリラックスして眠りにつくための空間です。
メイン照明は調光機能付きのシーリングライトやダウンライトを選び、明るさを調整できるようにしましょう。
ベッドサイドには、読書灯としてスタンドライトやウォールライトを設置すると便利です。
間接照明を組み合わせることで、落ち着いた雰囲気を演出できます。
光源が直接目に入らないように配置を工夫することも大切です。
子供部屋の照明計画
子供部屋は成長に合わせて変化する空間です。
学習スペースには明るく、集中できる照明、リラックスできる空間には間接照明など、複数の照明を設置し、シーンに合わせて使い分けられるようにしましょう。
また、安全性を考慮し、フットライトを設置するのもおすすめです。
その他部屋の照明計画
トイレや洗面所は、コンパクトな空間ですが、適切な照明計画で快適さを大きく変えることができます。
トイレでは、全体を明るく照らす照明に加え、アクセントとして間接照明を取り入れることで、落ち着いた雰囲気を演出できます。
洗面所では、鏡の前に明るい照明を設置し、メイクや身支度がしやすいようにしましょう。
照明計画の注意点
照明計画は、設計段階でしっかりと計画を立てなければ、後からの変更が難しく、後悔する可能性があります。
照明器具の選定だけでなく、スイッチの位置や使いやすさなども考慮しましょう。
また、光量不足や過多に注意し、複数の照明を設置することで、シーンに合わせて明るさを調整できるようにするのも良い方法です。
模様替えの可能性を考慮し、ライティングレールなど、照明の位置を調整できるシステムを導入するのもおすすめです。
まとめ
後悔しない照明計画のためには、まず生活スタイルをイメージし、各部屋の用途に合った照明器具の種類と配置を検討することが重要です。
予算配分と優先順位を決め、それぞれの部屋で必要な明るさや雰囲気を考慮しましょう。
調光・調色機能付きの照明器具や、ライティングレールなどを活用すれば、より快適で柔軟性のある照明計画が実現します。
そして何より、当社のような、専門家と相談しながら進めることで、理想の空間を手に入れられるでしょう。
設計段階での綿密な計画と、プロの意見を参考に、快適で美しい住空間を実現してください。
いすみ市・茂原市・御宿町周辺で、家づくりのことでお悩みの方は、ぜひ当社にご相談ください。
