地震が頻繁に起こる日本において、新築住宅を建てる際は地震に対する備えが大切なポイントの1つであるといえます。
今回は、地震に強い家の特徴とその判断基準について、及び家の耐震性を高める方法について解説します。
地震に強い家の特徴を理解し住み心地とのバランスを考えた上で、新築住宅の構造を検討しましょう。
□地震に強い家の特徴と判断基準について
住宅の構造は主に、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、木造の3種類に分類されます。
まず、それぞれどのような特徴があるのかについてご紹介します。
鉄骨造は、鉄鋼材の厚さによって軽量鉄骨と重量鉄骨の2種類に分けられます。
軽量鉄骨は、1本の鉄骨の重量が軽いため、建築スピードが速く、住宅や小規模のマンション・ビルに多く使用されています。
重量鉄骨は、本の鉄骨が厚めで頑丈であるため、少ない骨組みの本数で済み、大きなマンション・ビルに多く使用されています。
鉄筋コンクリート造は、建物全体を鉄筋とコンクリートで固めています。
そのため、鉄骨造や木造に比べて強度が高く倒壊しにくいという特徴があります。
古くからある木造住宅は、一般的に木造軸組工法という筋交いで補強をする工法が用いられています。
木造軸組工法は、自由な間取りと大きな開口部を取りやすいという特徴があります。
次に、地震に強い家の判断基準についてご紹介します。
1つ目は、地震に強い土地に住宅を建てる必要があることです。
住宅を建てる際、それを支える基礎となる部分である土地選びはとても重要なポイントです。
そのため、事前に住宅を建てようと考えている土地の強さを確認する必要があります。
2つ目は、耐震性を高めるための法律について確認する必要があることです。
その法律として重要なものは、建築基準法・品確法・長期優良住宅法の3つです。
建築基準法は、建物に対する耐震基準が定められており、その耐震基準を満たした住宅のみ、建築が許可されます。
品確法では、建物の耐震性能を表す指標として耐震等級が定められており、1から3で表され、数字が大きくなるにつれて耐震性能が高くなります。
長期優良住宅法では、長期優良住宅の促進を目的とした基準が定められており、基準のうちの1つである耐震等級2以上の強度を満たすと認定してもらえます。
□家の耐震性を高める方法について
地震に強い家にするには、耐震性を高める必要があり、次の3つの構造が耐震性を高める方法として挙げられます。
1つ目は、耐震構造です。
耐震構造とは、地震の揺れに耐えられるように建物自体を強固にするという構造です。
2つ目は、制震構造です。
制震構造とは、壁の内部にダンパーという振動軽減装置を組み込むことによって、地震による建物の揺れを吸収するという構造です。
3つ目は、免震構造です。
免震構造とは、建物の底部と基礎となる土地の間に免震装置を設置し、地震の揺れを建物に伝えにくくするという構造です。
□まとめ
地震に強い家の特徴とその判断基準について、及び家の耐震性を高める方法について解説しました。
当社では、お客様の理想を形にするべく、住宅の性能をさらに高めつつ、建築技術もさらに磨き続けております。
いすみ市・茂原市・ 御宿町周辺で新築住宅を建てたいとお考えの方は、ぜひご相談ください。