近年、若年層の方々の間でも人気が急上昇している平屋ですが、なぜ人気なのでしょうか。
また、平屋にはどのようなメリットとデメリットが存在するのでしょうか。
今回は、このような疑問を解決するべく、平屋が人気の理由と平屋のメリットとデメリットについてご紹介します。
□平屋が人気の理由とは？
平屋が人気の理由は、大きく分けて主に3つ考えられます。
まずは、近隣の住宅に気を遣わずに済むことです。
お隣や上階、下階のお部屋に人が住んでいるマンションとは異なり、平屋は壁を通して人が住んでいるということがないため、必要以上に他人に気を遣うことなく生活できます。
例えば、幼いお子様が大声で泣いてしまったり、住宅の中を走り回ったりしたとしても、隣人からクレームがくる心配が少ないため、子育て世代の方々も安心して暮らせます。
次に、平屋は耐震性が高いことです。
平屋は、1階部分のみで構成されている建物であるため、2階建ての住宅よりも耐震性に優れています。
これは、平屋は2階建ての住宅に比べて重心が低く、住宅そのものが軽いためです。
それゆえ、平屋は地震が起きても比較的安心のできる造りであると言えます。
そして、住宅の中で怪我をする危険性が低いことです。
平屋は、階段がない建物であるため、うっかりつまずいて怪我をする危険性が低いのです。
また、幼いお子様のいる子育て世代の方々にとっては、階段の昇降時における怪我のリスクを減らせるため、安心して暮らせる設計であると言えるでしょう。
□平屋のメリット
上述したように、平屋は、主に建物の特性上、耐震性が高かったり住宅の中で怪我をする危険性が低かったりといった理由から、若年層の世代の方々にも人気であることが分かりました。
しかし、平屋にはその他にもいくつかメリットがあります。
ここでは、その他の平屋のメリットについてご紹介します。
1つ目は、間取りやデザインの自由度が高いことです。
平屋は、上階がない分、2階建ての住宅に比べて天井を高く設計できます。
そのため、天井が高いと、デザインの凝った照明や大きなファンを設置しても圧迫感がなく、インテリアを存分に楽しめます。
さらに、天井のデザインもさまざまなバリエーションが考えられます。
例えば、平屋の屋根の傾斜を活かして勾配のある天井にすることです。
これにより、さらに空間に広がりが生まれ、開放感のあるお部屋になるでしょう。
2つ目は、中庭を作れることです。
平屋は、住宅の形状を「コの字型」や「ロの字型」にすることで、お部屋の中央部分に中庭を作れることが特徴です。
中庭を設けることで、お部屋全体に日光を取り込めるため、より明るく開放的な空間を演出できます。
3つ目は、家族とコミュニケーションがとりやすいことです。
平屋は、1階部分のみで構成されている建物であるため、いつも目の届く範囲に家族がいることが多くなります。
そのため、家族と顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションがとりやすくなることがメリットの一つとして挙げられます。
また、特に幼いお子様のいるご家庭では、家事をしながらお子様の面倒をみられるため、安心できるでしょう。
□平屋のデメリット
このように、平屋にはさまざまなメリットが存在することが分かりました。
平屋のメリットは理解できたものの、逆に平屋にはどのようなデメリットが考えられるのだろうと思う方は多くいらっしゃるかと思います。
そこで次は、平屋のデメリットについてご紹介します。
平屋は、縦に短く横に長い構造をしている建物であるがゆえに、一般的な一戸建て住宅を建てる場合に比べて、より広い敷地が必要になります。
そのため、土地の価格が高いエリアで大きな平屋を建てようとすると、土地の基礎工事をする面積が増えるのに伴い、より多くの費用がかかってしまいます。
平屋は構造の特性上、住宅の中心に位置するお部屋の日当たりや風通しが悪くなる可能性があります。
そのため、住宅の形状を「コの字型」や「ロの字型」にして中庭を設けたり、外に接しない内側にあるお部屋には天窓を設けたりといった工夫を施すことが大切です。
平屋は、1階部分のみで構成されている建物であるため、立地によっては、通行人の視線が気になることも考えられます。
しかし、このようなプライバシー面に関する不安は、以下のような対策をすることで十分に解消できます。
・通行人の目線の高さとなる位置にフェンスや塀などの目隠しを設置する。
・玄関前に防犯カメラやセンサーライトを設置する。
・住宅の周辺に踏むと音が鳴る砂利を撒いておく。
□まとめ
本記事でご紹介したように、平屋にはいくつかデメリットがあるものの、しっかりと対策をすることで、十分に安心して快適に暮らせます。
当社は、お客様が快適・安心・健康を感じられる家づくりを心掛けています。
いすみ市・茂原市・ 御宿町周辺で注文住宅の建築をお考えの方は、ぜひ当社までご相談ください。
