ZEH住宅を更に快適に!日射取得率 η値(イータ値) !
前回のパッシブデザインに続き、今回は日射取得率(η値)イータ値について
ここの所パッシブデザインをyoutube等で情報収集され、庇の大きさも気にされるようなので
快適。省エネ住宅の設計上必要な三大性能についてです
この性能の3つがわかればおおよそのお家の省エネや快適性がわかります。
三大性能について。
■断熱性能(Ua値) 数字が少ないと高断熱
■気密性能(C値) 数字が少ないと高気密
■日射取得率(η値) 数字が少ないと日射しが入りにくい
この中で多くの設計者が見落としな日射取得率(η値)について
文字通り建物に入ってくる日射の割合で●夏場の(ηAC値)、●冬場の(ηAH値)と二通あります。
間取り作成で窓計画を間違えると高断熱の家でも夏に暑く、冬に寒い家になってしまいます。
●夏場の (ηAC値)少ないと冷房がよく効く←■→多いとお部屋が暑くなり不快に
●冬場の (ηAH値)少ないと暖房費がかかる←■→多いと日射しで暖かくなる
●両方の数字を比べて(ηAC値)<(ηAH値)ですと 更にgood!
※方角や近隣の状況で変わることがありますが
多くの工務店さんが高断熱住宅を手掛けるようになってきましたので是非とも
高断熱住宅を手掛ける工務店さんは絶対説明できなければおかしいので
日射取得率はお聞きして数字を回答していただけるようお聞きしてみましょう!
NGワードは
✖ 計算していないけど快適です
✖ 日射取得率は重要ではありません
✖ イータ値とは何ですか?
多くのお客様の家づくりが大成功するようお家の三大性能のお話しでした
日射取得率(イータ値)はどの様にして出すのだろう。
理想値あるいは設計図の上での目標値にするには、南面の開口面積(高さ?)と横幅だろうけど、一番効果があるのは屋根の軒刺しの大きさかな。
それと外観や内観のデザインも大事ですね。
デザイン性と性能をどの様にして整合するのでしょう。
今の家は快適ですけどね。
日射取得率は3Dキャドで計算します。
また、これが複雑に諸条件が絡み合っていますので少しずつ仕様を入れ替えて
ベストな数字に近くなるよう今までの設計したお家ではベストに調整しています。
関係している諸条件としては
■方位別に対する窓の割合と面積
■ガラスの種類と熱還流率
■シャッターやブラインドの日射遮蔽
■庇の大きさと高さ
■冷房負荷と暖房負荷
■一次消費エネルギー量
■室内採光計算
10年近くいろいろといじっているとこちらを
触ればこちらが悪くなると関係性がわかってきました。
室内温度や燃費に影響しますので
最近では外皮性能と郊外の土地か都市型なのかによっても
調整させていただいております。